河川遡上中の両プロペラの損傷と、デッキからキャビンへの水漏れが原因で、今は海に出られない日々を過ごしているが、これを奇貨として普段は見過ごしていた船の汚れを掃除する事にした。
納艇してから3ヶ月半がたち、次第に愛艇の構造が身体に沁みこみつつある。走行時のクセや構造上の特性などを呑みこみつつあるところ。
この船に乗り始めた頃は、東京湾はとてつもなく広く、伊豆大島はけっこう遠い目的地だった。毎回乗るたびに、前回よりも少しでも遠くに行く事を繰り返し、今では東京湾がそれ程大きいとは思えなくなったし、伊豆大島は海況が良ければそれほど問題なく行ける場所と思えてきた、
とそんな時にプロペラの損傷である。すこし慣れて油断していたのだなあ…と反省している。
今回は大変によい勉強になった。今後、2度とこういうことが起きないような方法論を確立したい。
モーターサイクルでも自動車でも、これまで沢山擦ったり事故ったりしてきた。幸い人身事故がなたかったのが救いであった。
今回のプロペラ損傷も自損なので人を傷つけたり迷惑かけたりしないで済んだのはありがたい。
さて海に出れない間、船を出来るだけ磨き上げようと思い立った。CFRP製の船は結構汚れる。
まず、埃や塵や花粉やらが天井に降り落ちる。次に雨が天井に積もった埃やゴミを下方に流すのだが、その際に黒ずんだスジが出来る。
また、海水をモロに受けるフロントウインドは帰港後にタップリの水道水で洗い流すのだが、窓を拭き上げないで濡らしたままにすると、水道水成分によるスジやスポットが出来てしまうので、適当なタイミングで拭きあげなくてはならない。
それから、船は船底ちかくに色々と液体が貯留する。それはだいたい水洗い時に船内に入り込んだ水なのだが、もしかすると海水かもしれないので、定期的なチェックが必要だし、微生物の繁殖を抑制するためにも、適当なインターバルでできるだけドライにしたい。
と、まあ色々と考えることや実施した方がよいことはある。
海上、特に外洋に出たら、船だけが自分を守ってくれるので、出航できないときにはできるだけ自分の船の構造を知っておくことに、意味はあるかなあなんて思っている。
今回は以上。
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